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夏期講習会開催!各塾の特徴は?

夏を制する者は受験を制すると言います。受験生の皆さんは力を伸ばす大事な期間。 授業が止まるこの時期だからこそ苦手克服のチャンスです!

2017夏期講習会
各塾ともに力を入れているのが長期休暇中に行われる講習会です。 この時期は学力の定着や応用発展問題に取り組むチャンスなので、各塾ではカリキュラムを作り、学習サポートを行います。 各塾で力を入れる講習会だからこそ、講習会を利用してから塾を決めようという方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか? 講習会から見える塾の特徴や、どういったところを見ていく必要があるのかを特集しました。

講習会って何をやるの?

各塾で行われる講習会では主に「学習習慣の定着」「苦手の克服」「目標に向けた学習」3つが行われます。

■小学生
学習習慣の定着 学習計画を立てる→反復学習するという流れを繰り返し行います。
学習計画を立てることによって学習の習慣付けを図り、達成感を感じることができます。
苦手の克服 長期休暇中は授業が止まるため、これまでの苦手単元克服を行う絶好の機会です。
苦手単元の洗い出し→反復練習とレクチャーで苦手意識を解消します。
目標に向けた学習 受験生にとって夏の学習はとても重要です。中学受験合格に向けた出題範囲の総チェックなど、 目標に向けた学習プランを実践します。

■中学生
学習習慣の定着 学習計画を立てる→反復学習するという流れを繰り返し行います。
生活リズムが乱れやすい時期なので、自分のペースに合わせた学習計画を立てて実践することで、 確かな自信につなげていきます。
苦手の克服 長期休暇中は授業が止まるため、これまでの苦手単元克服を行う絶好の機会です。
苦手単元の洗い出し→反復練習とレクチャーで苦手意識を解消します。
総合模試や学力診断を活用し、習熟度の確認を行うところも多いので、今の自分の力を把握する機会にもなります。
目標に向けた学習 受験生にとって夏の学習はとても重要です。高校受験合格に向けた出題範囲の総チェックなど、 目標に向けた学習プランを実践します。
1・2年生でも入試問題を意識した出題がされることが多いので、早期に目標に向けた意識付けが行われます。

■高校生
学習習慣の定着 学習計画を立てる→反復学習するという流れを繰り返し行います。
計画は受験を意識したものが多く、またコースも細分化されるため、 志望校に合わせてどの教科を強くしていくかなども重要になってきます。
苦手の克服 長期休暇中は授業が止まるため、これまでの苦手単元克服を行う絶好の機会です。
苦手単元の洗い出し→反復練習とレクチャーで苦手意識を解消します。
特に基礎力を問われるセンター試験対策として、土台を固めるための1・2年生の内容の反復で、 確かな実力を身に着けていきます。
目標に向けた学習 受験生にとって夏の学習はとても重要です。志望校合格に向けた出題範囲の総チェックなど、 目標に向けた学習プランを実践します。
コースの選択によって強化する単元を見極め、受験を意識した学習や、テストを活用した現状把握などが行われます。

講習会の選び方

講習会では様々な取り組みがされていますが、どれが合っているのかはなかなか判断ができません。
学力は千差万別でそれぞれのやり方があると思いますので、それぞれに合った講習会を上げてみます。

夏にはつまづいた所を発見し、克服したい


小学生から中学2年生までで理解しておくと良いことが、単元がつながっているという事です。
例えば関数が分からなければその先の一次関数や連立方程式などが理解できなくなります。 過去形が憶えられなければ現在完了も難しいでしょう。 つまづきの克服とは今ある学力を継続し、先の応用に導くためとても重要になります。 また学年が上がるにつれて復習する量も増えてきますので、早め早めに対策を取っておくことが重要です。
まずは自分の習熟度を知ることから始めましょう。
学力診断テストの実施などを講習会前に行っておくと良いかもしれません。 そういう機会が無くても、定期テストの内容を見れば大体の傾向は読み取れますので、そういったものを元に、 今自分がどこができていないのかを把握できる講習会の場を選ぶ事が大事です。

高校1・2年生の場合はセンター試験に向けた基礎力強化が起こなえる場所を選びましょう。
受験対策はまだ早いのではないか?と思われるかもしれませんが、高校での学習範囲は驚くほどに広いので、 受験科目を決めて徹底して行っておきます。つまづきの克服もなるべく広範囲で行い、 応用問題や理科・社会などの後でも十分間に合う教科よりは、英語などのメイン強化に絞って学習すると効果的です。

中学3年生・高校3年生の場合は現状の分析をテストを活用ししっかり把握しておきます。
習熟度にばらつきがあるようであれば、講習会ではそこを強化するためのカリキュラム作成が行われる事が大事です。 良いカリキュラムが期待できる一つの目安としては、塾の合格実績がありますので、そちらを参考にするとよいかも知れません。 カリキュラム作成では、より具体的な内容で、無理のない時間で行えるような計画を立てていくことが大切です。

最期に受験生で既に通塾されている場合は、なるべく他塾の講習会や転塾はお勧めできません。 理由は学力アップに重要な要素に学力把握があるからです。 経験上も受験が差し迫ってから通塾に見えられる方もいらっしゃいましたが、学力把握やお子様の特性に時間がかかってしまい、 できることは少ないのが現状です。 逆に言えば、受験生以外の方は、通塾先を見極めるために講習会を利用するというのも目安となって良いかもしれません。

受験の準備をしたい


中学1・2年生の場合は大部分が進学塾に通われていると思います。 進学塾の大半は中学3年生の夏前くらいには3年生の内容を終えているので、この時期は同じく予習中心で十分です。

高校生の場合は受験科目の徹底した反復と入試傾向に沿った出題が重要です。 カリキュラムの見極めとしては、受験校にどれだけ理解されているかが、夏期講習会選びのポイントになります。
受験生の場合は、志望校の出題傾向を抑えた学習が重要です。 過去問題に多く取り掛かれるところや、受験校に対しオリジナルカリキュラムを持っているところがベストです。 オリジナルカリキュラムの確認が困難な場合は、面談時に「○○高校(大学)受験に対しての独自対策を教えてください」 と聞けば、自信のある所はオリジナル教材やカリキュラムを説明をしてくれるはずです。

自分のペースで進めたい


学習はある程度の強制力が必要ではありますが、とは言え勉強が好きというお子様ばかりではありませんから、 周りに左右されにくい環境での学習を希望されるケースも多くあります。
小・中学生の場合では、復習型と呼ばれる塾の多くで、習慣付けを講習会のテーマとしてやっているので、 まずは毎日取り組むということを実践していく講習会なんかはお勧めです。 短期型のレクチャー系講習会は、一気に教えて終わりというものも多いので、 なるべく継続的に学習方法を指南してもらえる講習会を選ぶとよいかもしれません。
人が多くいる事が苦手というお子様には通信系の講習会のように、少人数でのWEBスクール見たいなものもありますので、 そういった所で勉強する癖付けを身に着けていくと、意欲の向上にもつながってくるかもしれません。

講習会はなるべく独自カリキュラムがされているかを確認する


最期に、講習会選びの一つの目安として、個別指導かどうかという点を上げておきます。 通常の塾では、授業の進度に合わせて授業が進むため、集団での指導でもカリキュラムが統一であっても問題はありません。
目標に合わせたコースの設定もあるので、定期テストは大丈夫という方も、弱点克服を目指す方もそれぞれに合ったフォローがされます。
しかし講習会は上で述べた「学習習慣の定着」「苦手の克服」「目標に向けた学習」に沿って、生徒一人一人に合わせたカリキュラムを個別に立てる必要があります。
説明会などでカリキュラムの確認をしていると、「診断テストの結果二次関数が少し弱いようなので、そこを強化していきましょう」や、「志望校が○○という事ですので、○○高校で最近出される小論文を取り入れていきましょう」などのような具体的な言葉が出ることが目安となりますので、塾の先生と話す機会を必ず利用しましょう。 大事な夏の時期を無駄にしないためにも、またなるべく自分に合った学習方法で無駄なく進めていくためにも、 自分に合った学力アップが期待できるところが望ましいと思いますので是非参考にしてみてください。

まとめ

講習会選びの重要ポイントをまとめてみました。

チェック 今の習熟度を把握して進められる講習会を選びましょう
チェック 目指す目標に向かってどれだけのことがやれるのかを見極めましょう
チェック 夏期は学力アップには重要な期間であることを認識し、習慣付けや弱点克服ができる講習会を選びましょう
チェック 講習会選定は独自カリキュラムがされているか。具体的なプランを確認しましょう

記事を参考に自分に合った講習会探しをして、折角の時間を有効に使えるような夏にしていきましょう。

参考資料・書いた人


著者 書き手:My塾セレクト編集部  Yuji
教育関連会社に二十年余勤務し、塾や通信教育事業の裏方として働く経歴を持つ。
教材作成から、チラシのデザイン、教育系サイトのプログラマとしての実績を持つ。
2児の父でもある。


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